匠の技|糸|終わりのないチャレンジ

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匠の技|糸

2017/02/02

終わりのないチャレンジ

糸にこだわること、それは、タオルの触感と使い心地にこだわることを意味します。
タオルが肌に触れたとき、最初に感じるのは糸そのものの感触です。
太さや撚りの強さ、構造や素材のブレンドなど、選ぶ糸によってタオルの触感はさまざま。
「内野」では、目指すタオルに最適な糸を自らつくり出し、
また、良いものは積極的に取り入れ、常に心地良い触感を追求しています。

中空糸

上/見た目にも軽やかな、中空糸ワッフルタオルの部分拡大。 左/未加工の糸の断面図。繊維がみっちりと詰まっている。 右/加工後の糸の断面図を見ると中空糸の構造がよくわかる。

糸の中に隙間をつくり、軽さを追求

中空糸とは、読んで字のごとく、一見普通の糸のように見えても、実は電子顕微鏡でのぞいてみると、中心近くにあるはずの繊維がない糸、すなわち中に隙間のある糸のことをいいます。この糸で織られたタオルは、見た目よりも軽く感じられるため、はじめはちょっとした驚きがあります。さらに一度使ってみると、その軽さややわらかさ、乾きやすさに再び驚き、手離せなくなります。

上/見た目にも軽やかな、中空糸ワッフルタオルの部分拡大。
左/未加工の糸の断面図。繊維がみっちりと詰まっている。
右/加工後の糸の断面図を見ると中空糸の構造がよくわかる。
*この写真は中空糸の一例です。写真提供:倉敷紡績株式会社

無撚糸

上/無撚糸で織られたタオル。ふわっとした、やわらかさが伝わる。 左/通常の撚られた糸。繊維の一本一本が密着しているのがわかる。 右/糸の繊維間に隙間のあることがよくわかる、無撚糸の拡大写真。

糸を撚らないメリットはやわらかさと保温性

短い繊維を糸へと紡ぐ際、均一な強度を得るために、ほとんどの糸には、強い「撚り」が加えられます。強い撚りが加えられた糸は、安定した強さが得られる半面、素材本来が持つ触感が感じにくくなってしまいます。
そこで、あえて糸を撚らないとどうなるか? という逆の発想で開発されたのが無撚糸です。通常の糸の撚りを戻し、繊維の隙間に空気をたくさん含ませているので、そのやわらかさは格別です。

上/無撚糸で織られたタオル。ふわっとした、やわらかさが伝わる。
左/通常の撚られた糸。繊維の一本一本が密着しているのがわかる。
右/糸の繊維間に隙間のあることがよくわかる、無撚糸の拡大写真。
写真提供:内野株式会社商品科学研究室

※掲載内容は『TOUCHが考えるちょっと知的なバスタイム』発行当時(2011年)のまま掲載しております。



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